石鍋妙子
石鍋妙子(ピアノ)
Taeko Ishinabe, piano
陰影感を漂わせる音色の持ち主で、繊細な感受性と情熱的な推進力を両輪に、美しい響きで滔々と歌い情緒感を立ち上がらせるそのロマンティシズムは、聴き手の心をつかんで離さない。
ムジカノーヴァ 2016年3月号
武蔵野音楽大学ピアノ科卒業。モーツァルテウム音楽院国際夏期講習、ワルシャワショパンセミナー、レンク国際夏期音楽アカデミー、ウィーン音楽セミナー受講。A.ヤシンスキ、P. B.スコダ、H.C.ステファンスカ、Y.エキエル各氏等のレッスンにて研鑽を積む。
82年NHK-FM「午後のリサイタル」に出演。89年〜21年王子ホール、サントリーホール、HAKUJU HALLなど東京にて6回のピアノリサイタル他、ルーマニア、日本各地にて開催する。
85年〜08年大野和士指揮東京シティフィルハーモニック管弦楽団とショパンピアノ協奏曲を始め、エネスコ交響楽団、オラディア交響楽団、バカウフィルハーモニー、ボトシャニ交響楽団等と7回の協演。
室内楽においては02年〜04年エネスコ交響楽団、ヤシ歌劇場管弦楽団、オラディア交響楽団の各メンバーと、ブカレストを始めとするルーマニア各地にて演奏する。
また03年から毎年開催している「石鍋妙子コンサートシリーズ」は24年に20回目となり、ウィーン・ラズモフスキー弦楽四重奏団、アドリアン・コックス(Pf)、ウルリーケ・ダンホーファー(Vn)、アダルベルト・スコチッチ(Vc)、フランツ・ズィーゲルト(Vn)、ティル・シュスラー(Vc)、ヤンネ舘野(Vn) 各氏と定期的に共演し、ウィーンにおいても度々コンサートをする。
ピアノを久富綏子、澤田紀子、ヤン・ホラーク、カルラ・ジュディチの各氏に、ピアノと室内楽をアドリアン・コックス氏に師事。