Concert Agency Soleil ソレイユ音楽事務所

管谷怜子

管谷怜子 Ryoko Sugaya
管谷怜子(ピアノ)
Ryoko Sugaya, piano

福岡市出身。福岡音楽学院にて学ぶ。福岡女学院高校音楽科を経て、桐朋学園大学ディプロマコース修了。慶應義塾大学文学部(美学美術史学専攻)卒業。桐朋学園大学院大学(音楽研究科演奏研究専攻)修了。2000年より現在も世界的ピアニストである野島稔氏のもとで研鑽を積む。全日本学生音楽コンクール福岡大会第3位。ウィーン音楽コンクール特別賞。日本演奏連盟新人推薦演奏会にて黒岩英臣指揮のもと、ラフマニノフ《パガニーニの主題による狂詩曲》を九州交響楽団と共演。2007年福岡銀行本店ホールにてソロリサイタル開催し好評を博す。以来、年に1回のペースでソロリサイタルを開催している。
2011年にラズモフスキー四重奏団と共演、2012年4月には東京オペラシティ小ホールにて、ベートーヴェンの《ピアノ協奏曲第2番》を演奏し好評を得る。2012年11月アドリアン・コックス氏とラフマニノフの《二台のピアノのための組曲第2番》を共演。
2012年から福岡の私設ホール「日時計の丘ホール」にて『J.S.バッハ鍵盤楽器作品の全曲連続演奏会』シリーズを始動し2017年現在第10回を数える。
2016年4月には東京にて初のソロリサイタル「現代ピアノで彩るスヴェーリンクからバッハまで」を、那須塩原市にて「バロックからロマン派への華麗なるピアニズムの変遷」を開催し、いずれも好評を博す。
現在は演奏活動のほかに、フリューゲル音楽教室(http://music.geocities.jp/ryonmoko)にて後進の指導に当たっている。九州・山口ジュニアピアノコンクール、ドリカム・ピアノコンクール審査員。カロローザ会員。九州大学芸術工学部非常勤講師。管谷怜子HP

コンサート評より
「第5回 J.S.Bach クラヴィーア作品全曲連続演奏会」(FFGホール)
「バッハのみによる「管谷怜子ピアノリサイタル(J.S.バッハ クラヴィーア作品全曲演奏会第5回)」(9月28日、FFGホール)も能動的聴衆しか関心を示すことのないプログラムだったかも知れない。しかし《パルティータ第1番変ロ長調》、《フランス風序曲ロ短調》や弦楽五重奏の伴奏による《ピアノ協奏曲第1番ニ短調》などの管谷のバッハにかける一途な思いが結晶化した演奏とその必死な姿に、能動的聴衆のみならず会場の多くが感銘を受けた。揺らぎなどとは対極にある好ましい精確さに満ちた演奏でバッハの魅力を再認識させた。」

2014年10月9日西日本新聞掲載記事より~

「第1回 J.S.Bachクラヴィーア作品全曲連続演奏会」(日時計の丘ホール) 「ピアニストの優れた技術という点に関して、最近もう一つ印象深かったのは管谷怜子のピアニシモである。(中略)管谷のアプローチは圧倒的にモダンな方向で、ダンパーペダルで各音間の区切りの滑らかさを増す繊細なレガート踏法から、特定の音を強調する大胆な共振踏法まで存分に展開し、処理しきる。(中略)無音から薄霧のように浮かび上がる繊細なクレッシェンドは奇跡的な響きであった。」

2012年7月21日毎日新聞掲載記事より~

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