ウィーン・ラズモフスキー弦楽四重奏団
ウィーン・ラズモフスキー弦楽四重奏団
Rasumofsky Quartett, Wien
[2019年12月来日]
日本オーストリア友好150周年記念公式コンサート
ウィーン・ラズモフスキー弦楽四重奏団 演奏会
■フランツ・ズィーゲルトFranz Siegert, 1st Violin
ドレスデンに生まれる。ウィーン国立音楽大学にてクリスチャン・アルテンブルガーに師事し、2009年同大学院修士課程を最優秀で修了。2008年よりG.マーラー青少年オーケストラのコンサートマスターを務め、またバイエルン国立歌劇場及びバイエルン国立オーケストラ、ロンドンフィルのゲストコンサートマスターを務める他、ウィーン国立歌劇場、ウィーンフィルでも演奏する。2009年よりウィーン放送交響楽団コンサートマスターを務める。
■スティーヴン・モーラーSteven Mohler, 2nd Violin
アリゾナ大学、カルフォルニア大学を卒業後、ウィーン国立音楽大学にてクラウス・メッツル、ギュンター・ピヒラー両教授に師事。ビクトリア交響楽団(カナダ)、ピアチェンツァ交響楽団(イタリア)のコンサートマスター、またハイデルベルグ市交響楽団、ウィーン室内管弦楽団を経て、現在ウィーン放送交響楽団の第2ヴァイオリン首席を務める。また、ウィーン九重奏団の一員として室内楽でも活躍。
■トーマス・ブンバルTomas Bumbal, Viola ブラティスラヴァに生まれる。5歳よりヴァイオリンを始め、ブラティスラヴァ音楽院を経て、2003年ウィーン国立音楽大学を最優秀で卒業。ヴァイオリンをフランツ・サモイ、ヴィオラをハンス=ペーター・オクセンホーファーに師事。2003年よりウィーン放送交響楽団の首席代理を務める。また平行して室内楽の活動も精力的に行っている。
■ティル・シュスラーTill Schüßler, Violoncello ケルン国立音楽大学にてクルト・ヘルツブルッフ、ウィーン国立音楽大学にてバレンティン・エルベン両教授に師事。その間、室内楽をアマデウス・カルテット、アルバン・ベルク・カルテットに師事。ウィーン室内管弦楽団首席を経て、現在ウィーン放送交響楽団の首席チェロ奏者を務める傍ら、ウィーン国際音楽ゼミナール、マスタークラスなどで後進の指導にも当たっている。
アンサンブルは緻密で音程の精度が高く、熟練した印象を与える。特にチェロのT.シュスラーは随所で存在感を発揮。冒頭でのハイドンの人気作、ニ短調作品76-2《五度》では、第1ヴァイオリンのF.ズィーゲルトが短/長調の変化する色彩に機敏な反応を示して聴き応えがあった。
渡辺 和彦(音楽の友 2016年1月号より)
彼らの圧の少ない繊細な弓さばきから紡ぎ出されるハイドン、モーツァルトは、音色や響きを調和させながら語り、対話し、時にノートイネガル的な語尾の変形を駆使しながら、雅なコミュニケーションを音で彫刻する‥‥
小倉多美子(ムジカノーヴァ 2016年3月号より)
音楽的コンセンサスは練りに練られ、純正律の音程から艶やかな音、透き通る和声、深みのあるユニゾンが生まれる。気がつけば4人とも譜面台から離れていた。
高塚 昌彦(音楽現代 2016年2月号より)
ウィーン・ラズモフスキー弦楽四重奏団 ライヴ音源
ハイドン:弦楽四重奏曲 ニ短調 作品 76-2「五度」
からたちの花
紅葉
YouTube
フランク:ピアノ五重奏曲
《予定プログラム》
モーツァルト:弦楽四重奏曲 第19番 ハ長調 K.465『不協和音』
W.A. Mozart: Streichquartett Nr.19 C-Dur K.465 “Dissonance”
ブラームス:ピアノ五重奏曲 ヘ短調 作品34
J. Brahms: Klavierquintett f-moll Op.34
(又はシューマン、ドヴォルジャーク、フランクのピアノ五重奏曲)
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ブラームス:弦楽四重奏曲 第2番 イ短調 作品51-2
J. Brahms: Streichquartett Nr.2 a-moll Op.51-2