相馬泉美

相馬泉美(ピアノ)
Izumi Sohma, piano
優れて客観的に自己を見つめる事のできるピアニスト。
青森市生まれ。東京音楽大学ピアノ専攻卒業、同大学研究生ピアノ伴奏コース修了。これまでピアノを土田信子、土田正雄、古村義尚、小林仁、三浦捷子の各氏に師事。1991年第4回やちよ音楽コンクール第2位。1993年ピティナピアノコンペティション特級全国大会奨励賞。
1993年より東京、青森などでソロリサイタルを開催。2001年よりウィーンの演奏家とのコンサートに出演し、ウルリーケ・ダンホーファー氏、ウィーン・ラズモフスキー弦楽四重奏団などと共演。2003年よりNPO法人「音楽ネット青森」主催のコンサートに定期的に出演。
2020年、国分寺フィルハーモニー管弦楽団定演にて、グリーグのピアノ協奏曲を演奏。室内楽では、ベートーヴェンのヴァイオリンソナタ、チェロソナタ全曲演奏会、シューマン、ブラームスのヴァイオリンソナタ全曲演奏会に出演。また、被災地支援のための施設訪問コンサートや、坂本堤弁護士一家メモリアルコンサートに、これまで新潟、宮城、福島など数十か所訪れているほか、音楽鑑賞コンサート企画及び出演、アウトリーチ活動、コンクール審査員など多数おこなっている。
2006年「ふたつの舟歌」、2018年「ロマン派の調べ~ショパンバラード第1番」のピアノソロCDを発売。
1994年より東京音楽大学にて後進の指導に当たっており、現在同大学講師。
しっかりしたテクニックを持ち、作品の構成もしっかり捉えた演奏のできる、優れて客観的に自己を見つめる事のできるピアニスト。(音楽現代2001年6月号より)