鵜木日土実

鵜木日土実（ピアノ）
Hitomi Unoki, piano

芸の深さをかいま見せた表現が随所にあるのに心惹かれたのである。 (CD批評より)

幼少より岩永佳子、村上信子の両氏に師事、11歳より園田高弘氏に師事。福岡教育大学付属小倉中学校卒業後、ウィーン国立音楽大学に入学、アレキサンダー・イエンナー、ブルーノ・ザイドルホーファーの両氏に師事。同校を最優秀賞を得て卒業。第6回ベートーヴェン国際ピアノコンクール、ベーゼンドルファーピアノコンクールなどの国際コンクールにて上位入賞・入選しオーストリア各地・ドイツ・スイス・旧ユーゴ・チリなどで演奏、テレビ・ラジオにも出演。その後ロンドンで研鑽を積み、エフゲニー・マリーニン、マックス・エッガー、マリア・クルツィオの各氏に師事。 1991年ウィーン・トーンキュンストラー交響楽団定期公演ソリストとして、ウィーン楽友協会大ホールにてヨーロッパデビューを果たし、好評を博す。その後も度々招かれ、オーストリア各地でオーケストラとの共演やリサイタルを行う。国内ではリサイタルの他、大阪フィル、新星日響、東京シティフィル、九州交響楽団、関西シティフィルなどと共演。その他、ウィーン室内合奏団、NHK交響楽団メンバーとの室内楽、NHK-FM出演など幅広く活動している。1982年度北九州市民文化賞受賞。2003年リリースのCD『ショパン練習曲集』は、レコード芸術誌に推薦盤として取り上げられる等、各誌で高い評価を受ける。